オトナと子どもでは、同じVPDでも症状や接種スケジュールが異なります。オトナのVPDとワクチンについて解説します。
肺炎球菌は、鼻やのどの奥にいる常在菌です。加齢とともに体力や免疫力が低下し、肺炎球菌による肺炎などにかかりやすくなります。
肺炎球菌ワクチン 65歳以上 かかりつけ医に相談しましょう
定期接種の標準的な年齢は65歳ですが、糖尿病、心疾患、喘息などの呼吸器疾患がある方、病気の治療で免疫抑制状態にある人などでは、60歳から定期接種として受けることができます。
日本人の死因の第3位は肺炎で、シニア世代の命に関わる病気です。冬に流行するインフルエンザの合併症でも肺炎を起こすことは多く、入院や死亡リスクが高くなります。お元気な方こそ、必ずワクチンで肺炎を予防しておくと安心です。ワクチン接種については、かかりつけ医と相談しましょう。