オトナのVPD一覧

オトナと子どもでは、同じVPDでも症状や接種スケジュールが異なります。オトナのVPDとワクチンについて解説します。

帯状疱疹

どんな病気? オトナがかかるとどうなる?

帯状疱疹は、水痘にかかった後に神経節細胞に潜伏していた水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化しておこるVPDです。疲労や加齢によって免疫力が下がると、ピリピリとした痛みに始まり、赤い発疹が増えてきます。帯状疱疹後の神経痛は長期間続くことがあります。

水痘ワクチンが定期接種になり水痘患者が激減したことで、社会全体の水痘帯状疱疹ウイルスに対する免疫力が低下し、帯状疱疹が増加する恐れがあります。

帯状疱疹ワクチン2回、水痘ワクチン1回
【定期接種】65 歳以上、60〜64歳で基礎疾患がある方(心臓、腎臓、呼吸器の機能障害、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫機能障害)
【任意接種】50歳以上

50歳以上は、ワクチンで予防

50歳代になると年齢とともに免疫力が低下し始めます。水痘にかかったことがある人では、免疫力の低下により帯状疱疹を発症しやすくなります。症状によっては、仕事や日常生活に支障をきたすような痛みが続くこともありますので、生活の質(QOL)を維持するためにもワクチンで予防しましょう。

帯状疱疹ワクチンは、帯状疱疹の高い予防効果があり、接種費用は2回で5万円程度かかります。水痘ワクチンは1回1万円程度です。

0歳児や妊婦と一緒に過ごしている人は、ワクチンで予防

帯状疱疹が原因で、ほかの人に水痘をうつすことがあります。ワクチン未接種の0歳児や妊婦などと同居している50歳以上の人は、帯状疱疹の発症をワクチンで予防しましょう。

シニア世代は、発症する前にワクチンで予防

加齢や疲労で免疫力が低下すると、帯状疱疹を発症するリスクは高まります。帯状疱疹は自然に治ることもありますが、帯状疱疹後におこる神経痛では強い痛みが数か月から数年、一生涯続くこともあり、たいへんつらいものです。

65歳以上(基礎疾患がある人は60歳以上)の人は、定期接種で受けられます。発症前に必ず予防しておきましょう。

(2025年12月更新)