オトナのVPD一覧

オトナと子どもでは、同じVPDでも症状や接種スケジュールが異なります。オトナのVPDとワクチンについて解説します。

B型肝炎(肝臓がん、肝硬変)

どんな病気? オトナがかかるとどうなる?

B型肝炎には、B型肝炎ウイルスに感染して起こるVPDです。急性肝炎と慢性肝炎があります。思春期以降の感染では、急性肝炎をおこし、50人に1人は重篤な劇症肝炎をおこします。慢性肝炎になると、肝硬変や肝臓がんを発症しやすくなります。3歳以下の子どもが感染すると、キャリアから慢性肝炎になりやすいため、2016年から0歳児がワクチンを定期接種で受けています。近年、思春期以降の感染でもキャリアになりやすい欧米型のB型肝炎が増えています。

B型肝炎ワクチン 3回(0歳は定期接種3回)

思春期以降は感染予防のために、ワクチン接種

B型肝炎は、患者の体液ならなんでもうつります。以前は日常生活ではうつることは少なく、医療関係者以外は大丈夫と考えられていましたが、現在は血液以外の体液、例えば唾液や汗、涙でも感染することがわかってきました。特に、思春期以降は性感染としての対策が重要となってきます。

また従来の日本のB型肝炎は、大人が感染しても慢性化することは多くありませんでした。しかし、最近は、慢性化しやすい遺伝子型AというタイプのB型肝炎が日本でも広がっています。性交渉などで感染しますので、できるだけ早いうちにワクチンで予防をしておきましょう。

子育て世代は、家族で予防

B型肝炎は、性交渉などで感染します。B型肝炎ウイルスに感染しただけでは、症状が現れないこともあります。このため、本人が気付かずに、大切な家族やパートナーにうつしてしまうことがあります。反対にパートナーがキャリア(慢性化して症状が出ていない)の場合には、直ちにワクチンを受けましょう。
自分が感染しないためにも、また大切な人たちにうつさないためにもB型肝炎ワクチンは重要です。