現役ミドル世代のワクチンで防げる病気

40代以降、免疫力低下でかかりやすくなるVPDがあります。

免疫力が弱くなる世代がかかりやすいVPD

現役ミドル世代は、年齢とともに免疫力が低下し始めます。インフルエンザや帯状疱疹は仕事や日常生活に支障をきたすこともありますので、あらかじめワクチン接種をおすすめします。

ポイント 予防・ワクチン
インフルエンザ
  • 毎年、冬に流行し、職場では出勤停止などの措置が取られることもある。
  • 体力、免疫力が低下すると重症化リスクが高まる。
  • 肺炎など重症化を予防するにはワクチン接種が有効。

毎年秋にインフルエンザワクチン1回

帯状疱疹
  • 免疫力が低下して体内の水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化し、帯状疱疹を発症する。
  • 50歳以上の人はワクチン接種。
  • 帯状疱疹が水痘の感染源になる。

水痘ワクチン1回(50歳以上)

予防接種の免疫力が弱くなっているVPD

百日せきや破傷風、日本脳炎などの子どもの頃に受けた予防接種の免疫力は、大人になるにつれて弱くなっていきます。もう一度ワクチンを接種して、免疫を強くしておくのがおすすめです。

ポイント 予防・ワクチン
百日せき
  • 百日せきに対する免疫力が低下して、小学生~大人の百日せきが増加。
  • ワクチンの免疫力が低下するので、免疫強化のためにワクチン接種がおすすめ。

【追加接種】
三種混合ワクチン1回

【ワクチン未接種者】
三種混合ワクチン3回

日本脳炎
  • 日本脳炎ウイルス感染のブタから蚊を媒介して感染。アジアでは広く流行がある。
  • ワクチン未接種者はワクチン接種(北海道在住も含む)。
  • 日本脳炎の流行地への渡航の際には追加接種が必要。

【追加接種】
日本脳炎ワクチン1回

【ワクチン未接種者】
日本脳炎ワクチン3回

破傷風
  • ガーデニングの流行などの影響もあり、破傷風菌の感染機会が増加。
  • ワクチンの免疫力が低下するので、10年ごとに追加接種。
  • 1967年以前は定期接種でないため、未接種者は複数回のワクチン接種が必要。

【追加接種】
三種混合または破傷風ワクチン1回

【ワクチン未接種者】
(40代以下)三種混合3回、(50代以上)三種混合または破傷風ワクチン3回

夫婦、家族間で感染しやすいVPD

パートナーがB型肝炎キャリアの場合には、直ちにワクチンを接種します。同居の家族にいる場合には、子どもから高齢者まで家族全員がワクチンを接種します。(血液検査の要否については医師とご相談ください)

ポイント 予防・ワクチン
B型肝炎(急性肝炎、慢性肝炎)、肝臓がん、肝硬変
  • B型肝炎ウイルスに感染し急性肝炎をおこす。一部は劇症肝炎で重症化する。
  • 欧米型のB型肝炎ウイルスは、年長者の感染でも慢性化するリスクが高い。
  • 家族内や性交渉などでB型肝炎ウイルスに感染し、一部がキャリア化する。
  • 家族やパートナーがB型肝炎キャリアの場合は直ちにワクチンを接種。

B型肝炎ワクチン3回

※2016年から定期接種(0歳)

大人がかかると重症化するVPD

50代以上の人がかかると重症になるリスクがありますので、ワクチン接種で予防しましょう。

ポイント 予防・ワクチン
麻しん(はしか)
  • 空気感染し感染力がたいへん強く、かかったことがなくワクチン未接種者が感染するとほぼ発症する。
  • かかったことのない人で、ワクチンを2回受けていない人は必ず2回の接種を。

MRまたは麻しんワクチン2回

風しん
  • 感染力が強く、発疹や発熱の症状がなくても人にうつす可能性がある。
  • 大人がかかると、脳炎や血小板減少性紫斑病などの合併症が増
    える。
  • 妊娠出産年齢の女性や妊婦と接する職場ではより注意が必要。
  • とくに30代~50代の男性は確実なワクチン接種で、妊婦にうつさないことが重要。
 

MRまたは風しんワクチン2回

水痘(みずぼうそう)
  • 空気感染し感染力がたいへん強く、ワクチン未接種者が感染するとほぼ発症する。
  • 子どもの定期接種化で、大人がかかり、重症化して入院リスクが高まる。
  • かかったことのない人は、ワクチンを2回接種。

水痘ワクチン2回

おたふくかぜ
  • 大人は重症化しやすく、髄膜炎や精巣炎、難聴など合併症のリスクが高い。
  • かかったことのない人は、ワクチンを2回接種。

おたふくかぜワクチン2回

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